ろうけつ染めとは
ろうけつ染めとは、ろうを熱で溶かした液状のろうで布地に模様を描き、描いた部分を防染(染まらないようにする)し、染色した後にろうを取り除く技法です。
模様を描いた部分は染まらず、周りの部分が染まります。
阿蘇を染める
阿蘇をモチーフに制作する毎日です。
雄大な山々をスケッチしながら、
その時々に見る雲の流れ、風の動き、草花の可愛らしさ、
山間の道のラインの美しさ、それらが季節によって、時間によって
表情を変えていく阿蘇に魅力を感じて、
楽しんで染めています。
作品を通して、多くの方々に多くの感動を 受け取って
もらえることを願って、さらに新しい発想で、
キラキラ輝くような作品ができるように
染色の道を染めていきたいと思います。
ろうけつ染めの手順
①スケッチ | ![]() |
阿蘇の山々にスケッチをしに出かけます。 季節や時間によって見せる山々を描いています。 |
②作品をデザインする | ![]() |
デザインする作業で作品の仕上がりが決まるので、重要な作業です。 |
③布に下図案を書き写す | ![]() |
染める布に下図案を描き写していきます。 |
④ろう描き | ![]() |
溶かしたろうで、布に描いていきます。 |
⑤染色 | ![]() |
ろうを塗り終わった布をいよいよ染色していきます。 染料が入った液体に5~7分ほどつけます。 色にむらが出ないように、丁寧に布に色を染み込ませます。 |
⑥水洗い | ![]() |
染料を染み込ませた布を水で洗います。 空気に触れることで、色が変わります。 ろうを塗った部分は白く、その他のところは鮮やかな色に染まりました。 |
⑦自然乾燥 | ![]() |
布を自然乾燥させます。 |
⑧脱ろう | ![]() |
お湯でぐつぐつたいて、ろうを溶かして取り除きます。 |
⑨乾燥させて完成 | ![]() |
ろうで模様を描いた部分は染まらず、 周りの部分が染まりました。 |